ひびくことば

ひびくことば

何だか誰かのうまく言葉にならない想いや気持ちを、代弁しているような言葉たち。多くの写真詩集を出しているが、その中でも入り込みやすい一冊です。ページを開くたびにその場所に自分が居るかのような感覚になる。 大丈夫 恐れないで...

何かを掲げなければ何もはじまらない

何かを掲げなければ何もはじまらない

彼の最後の言葉は、 「ここにいるのは英雄ではない。 ただのひとりの男だ。 撃て!臆病者め!」 私は、彼のように命をかけてまでやり抜きたいと思う何かがあるだろうか? 少なからず彼を知り、「何かを掲げなければ何もはじまらない...

詩の力が歌を生み出す

詩の力が歌を生み出す

オノ・ヨーコのこの一冊に衝撃を受け生まれたのがあの有名な名曲「イマジン(ジョン・レノン)」です。彼女の持つ言葉の力は、ジョン・レノン以上だったのかもしれません。 この本を燃やしなさい。 読みおえたら。 『グレープフルーツ...

泣く大人

世界のどこかで

人と人のつながりは、きっと距離も時間も関係なく。どこかで生きている、暮らしているということを知っているというだけで大きな力になる。私も普段ほとんど連絡さえしない友人がいるが、会いたいという想いよりも「幸せで居てくれたらい...

感情の表現

感情の表現

銀色夏生さんの言葉が好きです。写真にのせて届けるものもわかりやすいですが、その言葉自体に趣や人間味があり、そして人と人の想いを感じさせてくれます。 なかなか表現しにくい人間同士の感情を、センスの良いことばで物語に仕立てあ...

行動の先に愉しさがある

行動の先に愉しさがある

著者が中南米を旅しながら、書き綴った一冊。 行動すれば、人生はもっと楽しい というように、旅はその人にしか理解しきれない魅力や醍醐味、目的がある。目まぐるしく流れていく現代の波にのまれそうになった時、ふと読み返したくなる...

どのくらいの強度

どのくらいの強度

写真と文章が折り重なるように、その世界を彩っていく世界。佐内さんの透き通るような写真と今を切り取るその断片と、角田さんの綴る言葉が共鳴を起こす。 それでも、今は永遠で 変化することもなくずっとこうして 続いていくんだと思...

歪みのなかの真っ直ぐさ

歪みのなかの真っ直ぐさ

ブコウスキーが、晩年に綴った日記風のエッセイ。彼の物の見方に偏りは勿論あるけれど、その真っ直ぐさと、一見歪みを感じる中にある正直さで読者に、すべての人に語りかける作品。 チャールズ・ブコウスキーが73年と7ヶ月の生涯を閉...

誰かの命の恩恵

誰かの命の恩恵

私たちは誰かの何かの命を犠牲にして、生かされている。みんなそんなことはわかっているのに、それをすぐに忘れてしまう。数々の命を食い散らかしておいて、自分のことしか考えないなんてどれだけのものだろう。 草も花も魚も肉も 口に...