それぞれの闇

それぞれの闇

それぞれの旅。人生を旅に例えることがよくありますが、きっと旅とは距離や時間の問題ではなく、結局のところ自分自身と向き合うことが目的なのかもしれません。『魔法のことば (文春文庫、星野道夫著)』 ひとたびまったく違う世界に...

山稜をひたむきに歩く君の姿

山稜をひたむきに歩く君の姿

山は、人を魅了すると同時に飲み込んでしまう怖さと合わせ持つ。『遭難者(文藝春秋、折原一著)』 目を閉じると、岩に挑み、雲をかき分け、山稜をひたむきに歩く君の姿が瞼の裏側に浮かんできます。

悲劇ではなく不可避であるだけ

悲劇ではなく不可避であるだけ

パウロ コエーリョの作品は宗教的な面が色濃いですが、物語を通して哲学的な視点を私たちに気付かせてくれます。『第五の山(角川文庫、パウロ コエーリョ著)』 「悲劇などはない、あるのは不可避な出来事だけだ。すべてはそうあるべ...

モラトリアムかどうかよりも

モラトリアムかどうかよりも

「モラトリアム(moratorium)」彼の作品をこう表現する人が多い。Wikipediaでは以下のように説明されている。 学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す。 ~Wikipediaより抜粋...

山小屋の時間

山小屋の時間

野川かさねさんの写真と共に、ひっそりと佇む山小屋で出会う人や時間を綴っています。山に興味のない人でも、写真に映る光に温もりを感じることでしょう。街では味わえない時間の流れを体験したくなる、そんな一冊になっています。『山と...

それぞれの人生

それぞれの人生

人はそれぞれの人生を歩んでいる。時間の流れのなかで出会い、別れをくりかえしその実感を味わっている。『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている(河出書房新社、藤原新也著)』 人生は物語の宝庫である。

赤い長靴

透明な情景

人間の本質とは何だろうか。その人の発する言葉、考え方、行動。何をもってその人の本質を判断すればいいのかわからない。人には明るい面と暗い面、言わば表と裏を持っていると思うが、江國さんのものがたりは至って人間の暗い部分を繊細...

傍観者

傍観者

静かに問いを出し、最終的に本心をつくような感情がぶつかる。 飛び散るでもなく、壊れるでもなく、静かに足元に転がってどこに行くべきなのかもわからない。 私から見えたもの 私から見えたのは 遠くにいるあなた 私から見えたのは...

カラフルのかけら

カラフルのかけら

何ら起こらない日常で、生きることに迷い込んだら読んでみてください。 この大変な世界では、きっと誰もが同等に傷ものなんだ。 『カラフル(文春文庫、森 絵都著)』