モラトリアムかどうかよりも

モラトリアムかどうかよりも
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「モラトリアム(moratorium)」彼の作品をこう表現する人が多い。Wikipediaでは以下のように説明されている。

学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す。

~Wikipediaより抜粋~

学生気分の延長になる心理とでも言うべきか、大人でも子供でもないような自由と規律の狭間で心を行き来する生物と言うべきか、実に読者にその捉え方を委ねやすい題目ではある。彼の作品に影響を受けた作家も数多くいるはずで、それだけ影響力を持った作家である事実は誰にも否定はできないだろう。『1Q84 1 前編、後編(新潮文庫、村上春樹著)




文章ってのは、生まれつき文才が具わっているか、あるいは死にものぐるいの努力をして上手くなるか、どっちかしかないんだ。

きっと、数えきれないメッセージを持ち、届くか届かないか微妙なところのバランスで社会に向けて言葉を綴っているように感じる。それは、話の内容が面白いとかくだらないとか以上に、重要なことだと思う。

世界の大多数の人々は、真実を信じるのではなく、真実であってもらいたいと望んでいることを進んで信じる。

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