その時代だからこその名言もあれば、いつの時代にも照らし合わせることができる名言もある。 ゲーテGoethe,Johann Wolfgang von(1749-1832) ドイツ、フランクフルトに生れる。ライプツィヒ大学で…
すばらしい世界に住む私たち
耳の聞こえない植田さんとメリちゃんの心温まる物語。 著者の趣のあるな表現に、どこか懐かしい景色を思い浮かんできます。 冬の一日一日の静まりかえった情景に、世界が美しく感じる一冊。 「ねえ、みんな!今まで知っていた?考えた…
数式
「ぼくの記憶は80分しかもたない」 鉛筆のかすめた跡からは情熱を、 バツ印には焦りを、 力強く引かれた二本のアンダーラインからは確信を。 そしてあふれ出る数式は、 私を世界の果てへと導いてくれた。 数字を通して物語は進ん…
おだやかに
世界はみんなのこころで決まる 世界はみんなのこころで変わる ごく当たり前のことを、非常にわかりやすい言葉と表現で伝えてくれる作品です。 親しみやすく読みやすい言葉で考えを整理させてくれるので、ちょっとしたことで悩んでいた…
色褪せない過去
きっと誰にでも忘れたくない過去があるだろう。ましてや恋については・・・。 私もそんな恋をしたいと思う。 自分の一生を支え続けてくれるような 『やがて今も忘れ去られる(新潮文庫、大崎 善生著)』
ひびくことば
何だか誰かのうまく言葉にならない想いや気持ちを、代弁しているような言葉たち。多くの写真詩集を出しているが、その中でも入り込みやすい一冊です。ページを開くたびにその場所に自分が居るかのような感覚になる。 大丈夫 恐れないで…
世間のなかの無意識
日比谷公園を舞台に綴る、日常のなかのやり取りが描かれている。何かを期待しても大きな何かは起こらない。誰にでもあるような生活とこの世界を少し距離を置いて眺めている、そんなものがたり。 公園のベンチで長い時間ぼんやりしている…
家族について考えたくなったら・・・
若い時代に読んでみるのと、時を経て家庭を持って再読してみると違った後味を感じることでしょう。人生を歩んできた分だけ、家族であったりその他の言葉の受け取る重さが違うとはこういうことを言うのだと思いました。 『キッチン(角川…
ひとつのピースの現状
女優・宮崎あおいと、兄・将のインドへの1週間の旅を、写真家・森本美絵が撮影した紀行写真集です。インドにおける、貧困やカーストなどに触れふたりが感じたものを書き綴った日記のようなもの。貧しいと言われるアジアの国のひとつの現…