筏
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無意識のなかの意識、不可能のなかの可能。なんだかよくわからなくなってきた・・・。『書きあぐねている人のための小説入門(中公文庫、保坂和志著)


フロイト以前、人間は意識がすべてであり、意識が無意識によってたえず歪められているなどとは誰も考えていなかった。しかし、現実には、私を「私」と思う意識は、無意識という激しく波立つ水面に浮かんだ筏(いかだ)のように不安定なものでしかない。

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