世界で3000万部、日本国内で160万部を突破した自己啓発本の金字塔『7つの習慣』をまんが化したものです。
物語は、亡き父のバーを再開すべく、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブン。そこへ訪れる人々の悩みと気づきが、7つの習慣の要点とリンクしながら解説を加えています。物の見方を変えて自分自身を変えていきたいと願う方におすすめの一冊。『まんがでわかる7つの習慣(宝島社、フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修))』
その中からいくつかご紹介します。
問題の見方を「インサイド・アウト」に変える
多くの人は、自分の都合のいいように物事を見て「いいこと」と「悪いこと」を判断している。そういう人は、いつでも「できなかった理由」を人のせい、環境のせいにする。
主観で物事を見るのは、どうしても仕方のないことだと思うけれど、相手の立場に立っても考える癖を身に付けるべきである。人によって正しいことはきっと違う。それは当たり前としても、自分が正しいと思うことを相手に押し付けたり、相手もそう思うはずだという思い込みは捨てるべきだ。人それぞれ立場や立ち位置によっての見方があるものなので、決めつけずに両方の側面をきちんと見て判断するようにしなければならない。
習慣化するのに必要な3要素
人がある行動を習慣として身につけるには「知識(なぜ必要か、何をするか)」「スキル(どのようにするか)」「意欲(習慣にしたいという思い)」の3つの要素が必要だ。
つまり環境や性格の問題にして何も変えることのできないのは、あなた自身の問題である。知識が足りなかったり、スキルが磨かれていなかったり、意欲が結局のところない。周りを変えるには、まずは自分の内面を変える努力が出来てからの話である。
シナジーを生むために
人と組んで何かをしようというときには、どうしても共通点ばかりに目が行きがちだ。だが、相違点をぶつけ合うからこそ、互いの良さを活かし合い、シナジー効果で大きな成果を得ることができる。
ほとんどの人が、自分と考え方の違う人や性質の異なるものを避ける傾向にある。環境や文化、性格のせいにしてうまくいかないことを正当化しようとする。しかし、本当に良いものを生み出すのは、似た者同士で積み上げるものではなく、違いを尊重し合った者同士からである。また、対立する意見のどちらを選択するかに協議がなされることが多いが、本当に必要なのはどちらかを選ぶことではなく、どちらでもなく、どちらよりもはるかに良いもの。
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