何もしないでいることは失敗と同じ

何もしないでいることは失敗と同じ
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現在、個人だけに留まらず企業や団体までも、当たり前のようにFacebookを利用していますが、この人なくして、このSNSがはびこる世界は存在しなかったのではないでしょうか。



1人のアイデアから世界を変えるにまで至ったFacebookサービスがどのように広まったのか、マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術(ソフトバンククリエイティブ、桑原晃弥著)本書では、創設者のひとりであるマーク・ザッカーバーグの考えや理念を辿っています。

今やるべきことは今やらなければいけない

何かを成し遂げた人間に共通する特徴のひとつは、要する時間の単位がとても短いということだ。

実際に、ザッカーバーグはハーバード大学の在学中に、大学側に生徒名簿をオンラインで閲覧できるように依頼をしたが、一向に出来上がる兆しがなかったことに嫌気が差し、自分がやればすぐに出来るとさっさと作り上げてしまった経験があります。勝手に大学側のサーバーにアクセスし、生徒名簿や画像を抜いたりしたことにより問題にもなりましたが、彼にとっては、そもそもそんなに簡単にハッキングされてしまうセキュリティの方が問題であり、何もしないよりもちょっとぐらいルールを外れても、それによって受ける恩恵が大きければ、気にせずやった方がいい。とうような考えを持っていたようです。

自分が正しいと思うことは迷うことなくやる

何もやらないままでいることは、失敗と同じことなのだ。
「自分が正しいと思わなければ、何をやっても不正になる」

誰かに損害を与えてしまうようなことに関してはきちんと向き合うけれど、自分が正しいと思うことは反対されようと遂行する、しかも最後までやり遂げるという信念を持って生きています。

誰にでも経験があると思いますが、自分が参加している会社や学校、コミュニティの中で、「○○が出来たら便利なんだけどな。」と上司や会社に提案をしたけれど、一向に実現しない…。予算がない、時間がない、意味があるのか?など、言い訳のようなことを並べ立てられ、誰かがその提案や企画を遮ってしまい一向に出来上がらない。このように、いつまで経っても企画段階で燻っていることが、多くの場面で存在しているのではないでしょうか。

そんなもどかしさを感じて、諦めるか、ただ待ち続けるか、その判断は人それぞれですが、どうしたら提案や企画が実際に進みだし、リリースされるのか?などを考えているうちに誰かがやってくれるまで待つしかない。というように、その提案を形にすることよりも、どうしたら上司に納得してもらえるのかに思考がシフトしてしまい、最終的に実現したときには数ヶ月・はたまた数年も時間がかかっていて新鮮味も情熱も薄く、そこまでの必要性を感じなくなってしまったり、当たればラッキーという程度のサービスに成り下がってしまっている可能性も大いにあると思います。もしくは、誰かがあなたが思った提案と同じことを既に実現し、世の中に公表されており、今更それを取り入れても仕方がないね。なんて空気になったりすることもザラとあるでしょう。

チャンスは不透明のなかにこそある

不自由な安定より、自由な不安定にチャンスがある

世の中の興味・関心は人々が思っているよりも早いスピードで変化していきます。じっくり考えて最高級の商品を作り上げるという考え方も大切ですが、何よりもまず世の中に打ち出すことをしなければ何もしなかったことに等しいとも言われてしまう場合もあります。そのような考え方を持ち、かつ実行力を兼ね備えている人は多くありません。

発言ではなく行動が大切

私たちはしばしば「何を言うか」に関心を奪われてしまうことがあるが、大切なのは「何をなしたか?」「何を生み出したか?」なのである。

そもそもは、経営者ではなくプログラマーであることもあってか、お金をいかにして稼ぐか、そのために何が必要かということよりも、シンプルに何がしたいのか?それについて自分が何が生み出せるのか?ということの方が彼にとっては重要なこと。そもそもの動機がお金ではないということからはじまったFacebookだからこそ、ここまで大きなサービス・企業に成長出来たのかもしれません。

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