東京大学・ハーバードに独学で合格してきた著者が語る「最強の独学術」。
資格試験を受けるために塾やセミナーに通うお金も時間もない方、モチベーションが続かずに毎回失敗してしまう方など、自力で何とかしたいと試みるもうまくいかない方へのヒントが記されています。
その中からいくつかご紹介したいと思います。
「やらないこと」を増やして、余白時間をつくること
日常生活のサイクルと同じことをの中に勉強を追加するのであれば、何かをマイナスしなければならないと言います。本来やっていたことでも、勉強時間を確保するためには、「やらなくてもいいこと」を見つけ、その期間だけでも「やらないこと」として、時間を確保することにより時間的余裕と心の余裕が生まれ集中できる環境へと近づくことができるでしょう。
日々の学びはブログに記して、インプット→アウトプットの場を持つ
学びにおいて知識を頭に入れ込む事=インプットからすべてははじまりますが、その先に「アウトプット」することでより明確に頭の中が整理され、知識が確かな記憶に刻まれるようになります。自らにだけでなく他人が理解するように文章化することで、論理的に学びを整理する機会となるでしょう。
成功するために大切なものは、才能よりも情熱と粘り強さであり、その力を「GRIT(グリット)」=「やり抜く力」と定義しています。そして、グリット=やり抜く力を伸ばすには、「興味」「練習」「目的」「希望」という4ステップが必要
勿論、天性の才能はあるにこしたことはありません。しかしながら、地頭の良さを嘆いていても何も意味はありませんのでやめましょう。どういった目的のために知識を得ようとしているのか、忘れがちが原点をきちんと自分の中に明確に示し、理解をすることで吸収力は格段にアップします。やらされていないか?勉強が惰性になっていないか?時間をむだにすることなくやり抜くことが出来るように自分を意識付けしていく必要があるのです。
『最強の独学術(大和書房、本山 勝寛著)』