余白の時間というもの

余白の時間というもの
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テレビなどで活躍する精神科医=名越先生による過去の偉人たちの名言をヒントに、「幸せな時間」のつくり方・「才能」の見つけ方など、人々が抱えるさまざまな悩みへの実践的な対処法を解説しています。


生きるのが “ふっ” と 楽になる13の言葉(朝日新聞出版、名越 康文著)

君のおぼえた小さな技術をいつくしみ、その中にやすらえ
ーマルクス・アウレーリウスー

特に印象深かったのはこちらの名言。私的には、ないものねだりになってしまう時が結構あって何かに優れている人や知見が深い人に出会うと、何かしらの影響を受けることが多い。その日は、何か得したような気分にもなるし、何か動きださないといけないような焦燥感にも襲われてしまいます。良い事だとは思うけれど、無意識に焦りだす自分が必ず後ろからやってくるため、そわそわしてしまい自分はこれではダメなんだと落ち込んでしまったりもします。

この言葉は、自分がすでに持っているもの、それを尊重しなさい、その価値を知りなさい。という意味だと思います。たしかに、ないものばかりに焦点がいってしまってあるものをすべて無にしてしまう無意識の習慣の表れなんだと思い、そういうのは良くないなと感じました。きっと今自分にできることは思いのほかあって、誰かのためにそれを活かす方法を探すことに注力すべきだな。と思います。必要以上に比べることはないし、良いものは学んで自分に活かせばいい。そう、それだけで十分なのかもしれません。

また自分の生活を改めようと思わせてくれた言葉がありました。

せめて「余白の時間」くらいは自分のために使おう。

仕事が終わって帰宅した後、電車の中、ベッドに入ってからの時間。数々の余白という時間にも常に焦ってしまうところが自分の中にはあるなぁと改めて感じました。この余白という言葉を良い意味で捉え、余白を自分のために使う。という意識は小さいながらも考え方を変えてくれる言葉だなぁと思います。

 

 

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