幻冬舎の編集者である著者、箕輪厚介氏が語る編集者の枠を越えたビジネス論を堪能できます。会社員でありながら「箕輪編集室」というオンラインサロンを開き、数多くのイベントやプロモーション活動に従事。最近はTVへの露出も増え、自ら手掛ける著書にてベストセラー連発している凄腕編集マン。
著名な作家やタレントなどとも積極的に関わり、時代を作っていく姿はただの無知としてではなく、野望に満ち溢れた狂気さえも感じます。待っているだけでは何も起きない。自ら傷を覚悟で突き進むスタイルは、今本当に必要とされているスタンスなのかもしれません。
『死ぬこと以外かすり傷(マガジンハウス、箕輪厚介著)』からいくつかピックアップしてご紹介します。
自分を乗せて熱狂できるかどうか
どんなサービスであろうと、商品であろうと、それをヒットさせようと思うのであれば細かい戦略や手段ではなく、熱狂できるかどうかが重要だ。それも売りたいものであれば、たとえそれが本であったのならば、自分が本当に買いたいと思うものを出版しなければ意味がない。読者が何を求め、何に涙するのか、自分が読者であればというリアルな視点をそこに反映させなかえればならない。
いまの時代、商品の機能や価格は大体似たり寄ったりだ。これからは、その商品にどんなストーリーを乗っけるかが重要になる。
無難は誰のために?
無難に物事を進めていくような仕事は結局のところなくても変わらない。オンリーワンでなければやる意味なんてない。淡々と仕事をして活躍している人も、裏では地道な努力を重ねているものだ。いきなり点でヒットすることなんて稀で、すべては線の上にある。
どんな小さなことでもいい。自分の手で、頭で、足で、名前で稼いでみよう!自分の値札を意識しなければ、一生飼われた豚のままだ。
覚悟はあるか?
企業の中に埋もれて、井の中の蛙のままいつまで続けていくのか。歯車として必要性の高い仕事ももちろんあるが、自分の名前で仕事をするようにあらないければこの先埋もれてしまうだろう。クライアントやお客様はあなたの覚悟を見ている。
大事なのは個体としてどれだけ覚悟を示せるかだ。
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