冒頭にて、お金と家族をつなげて考えるということを掲げています。
本来、家族間でお金の話をすること、ましてや自分の親に「いくら持っているの?」なんて質問は、非常識であるというような風習を一掃するところから本書『家族のお金が増えるのは、どっち!?(アスコム、菅井敏之著)』は、はじまります。
お金のことをきちんと考える
お金のことを考えることは、「家族」のことを考えること。
三井住友銀行の支店長の経歴を持つ著者は、資産形成を軸にお金を増やすための「親の習慣・子どもの習慣・夫婦の習慣」のテーマで、これからのお金の事を真剣に考えるべきだと訴えています。
また、自分が親になって子どもにお金の話をきちんとしておくことも非常に重要なこと。
お金の管理は社会では教えてくれない
「おこづかい」について、ただ渡すだけでなく、例えば人の「悩み」を発見し、「解決」することで「お金がもらえる」ということなどを教えてあげる。またお金を「管理する」ことの難しさや大切さも親が子どもに教えてあげないと、学校などで教えてくれるわけでもなく、公的にはタブーになりがちなため、正しく学ぶ機会はない現実のために非常に重要なことでしょう。
踏襲すると、子どもであっても親であっても、家族のことを考えて悩んでその先の「未来を楽しみに過ごす」ためにやはりお金のことは考えなければならないし、決めておかなければならないと言えるのではないでしょうか。