砂漠には人生と星がある

砂漠には人生と星がある
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人生で出会うべき一冊と思います。流されるように生きる日々で、ふと立ち止まり自問自答することの重要さを思い出しました。こういったものがたりを読むと、詩のような想いがあふれ出してきます。『アルケミスト(角川文庫、パウロ コエーリョ著)



いつの日からか
夢を見ることも少なくなった
眠りについても
わずかな空白を過ぎて
窓の外では
新しい今日がはじまっている

ぼくらは夢を忘れてしまったのかもしれない

学業に追われ
仕事に追われ
自分の夢とは何か?
考えることも
思い出すことも
見つけだすことも
先延ばしにしてしまって
いつのまにかどこかに置き忘れてしまっている

生きることの目的
夢を見ることの意味

自分の心の声を聞いてごらん
口から発せられる言葉ではなくて
心が何度もくりかえし唱える声を

そして
夢を見ること
夢を実現しようとしていること
それは似ているようで
まったく違うから

今、自分が持っているもの

所有物であれ
土地であれ
仕事であれ
地位であれ
金であれ
友達であれ
恋人であれ
時間であれ

それを失うことを恐れ過ぎて進めずにいる

いつだって道は自分で決めていける

今まで慣れ親しんできたもの
これから欲しいと思っているもの
どちらかを選ばなければいけないこと

人生のすべてには代価が必要

未来に不安を抱くよりも
もっと現在を良くしよう

毎日の中に未来がある

ぼくらは過去にも未来にも生きていない

砂漠には人生があり
空には星があり
ぼくらは今此処にある

今を生きること

それだけに興味を持っていけばいい

心の声を無視しないで
もう一度思い出して

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