女優・宮崎あおいと、兄・将のインドへの１週間の旅を、写真家・森本美絵が撮影した紀行写真集です。インドにおける、貧困やカーストなどに触れふたりが感じたものを書き綴った日記のようなもの。貧しいと言われるアジアの国のひとつの現状を見るには、入り込みやすいものだと思います。
『たりないピース（小学館、宮崎 あおい、宮崎 将著）』
インドの国家予算における教育費の割合は、
軍事費のおよそ１/２０・・・。
子どもたちは家の仕事を手伝い、
高いお金を払ってまで学校に行くことが出来ず、日々暮らしている。十分に教育の機会を与えられなかった子どもたちは、
読み書きを覚えれないまま大人になり、
結果、安定した収入を得られる仕事に就けず、
自分たちの子どもたちもまたそういった環境をくりかえし、
食べることに、生きることに、必死になる。悪循環が循環することを知りながら・・・