読んだ本の内容を忘れてしまう。それはきっと誰にでもあることだと思います。本を読んでいる人が、そのすべてを頭の中に格納できているか?といえばそれは難しいのが本音でしょう。ただ、せっかく時間をかけて知識を増やそうとしているのに、記憶に残らないのではそれはもったいないとしか言いようがありません・・・。
そこで読むだけでなく書くということを加えることで、ページを眺めて終わりではなく、頭の中にインストールするような、読書の仕方を提案しています。『読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング(ナナ・コーポレート・コミュニケーション、奥野 宣之著)』
本を読んで得る「知識」を「知恵」にすることで、ただの「データの保存」ではなく「インストール」に変えていくことが大切なことだと著者は述べています。
アウトプットをする前提で読書をしてみる
アウトプットを前提とすることでインプットの能力がアップする。
よく、人に何かを教えると教えている側が深く理解するということがあります。自分の理解が薄かった部分が明確になり、「あれ?どういうことだったけ?」というように、改めてきちんと調べなおしたりするきっかけになるように、読書も誰かにその本の内容を話す前提で読んでいくと、ダラダラと文字を目で追って終わりというような読書はなくなっていくことでしょう。
読書することの目的を明確にしよう
「自分にとって大切なこと」に徹底してフォーカスする。読書の目的の多くは何かを自分なりに学ぶこと。
書くためには、自分の頭の中に溜まったものを整理していく必要があります。余計な部分や重要な部分、読んでいて赤線を引くような感覚で何が大切で何がポイントなのか、そういったことを踏まえて読書をするスタンスに切り替えることで、必ず得られるものは変わっていくことでしょう。改めて、読書とはどれだけ多くの本を読んだか?が重要なのではなく、どれだけ多くのことを学べたか。だということを再認識することができます。
読むだけではなく自分の言葉も残しておく
いまの自分の言葉を書いておく。
それから、本に書いてあることをそっくりそのまま書き写すだけではなく、それを受けて今の自分が何を感じ、何を思ったか、ということを必ず書きとどめておくと良いでしょう。ただ、文字を右から左へ写すよりも、自分にとって刺激となった部分により、何が変化したのか。そこがキーポイントになってくるのです。