どんな職場でも見られる数々の問題点、事業内容や規模に関わらずその問題には共通するものがあるものです。時代や社会の流れに伴って、新たに制定される制度や方針がありますが、実際に現場で行っている業務や作業は大きく変化してはいない。
労働時間や生産性が問題視さえる中で、企業や自治体が唱える「ワークライフバランス」というフレーズ。しかしルールや制度を整えるだけでは、根本的な解決にはなりません。『職場の問題地図 -「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方(技術評論社、沢渡 あまね著) 』
著者は大きく4つの観点で問題点を洗い出し、出来るところから改善していくよう主張しています。その4つとは、
- 制度
- 個人スキル
- プロセス
- 場
企業はこぞって1と2のみ見直しを図りますが、実際には3と4も同時に整えていかなければ、ひずみが生まれかえって逆効果を生み出す結果になり兼ねません。
ほんとうにワークライフバランスが充実している職場には、そもそも「ワークライフバランス」って言葉なんて存在しない。
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